学校の授業では、海の自然や生物についてほとんど扱われません。教師の方が取り上げたくとも、海の生物や生態系についての専門的な知識を得ることなかなかできません。そこで、Disocver Blueでは小学校への出前授業として地域の海の自然を知る機会を提供する「海の授業」を行っています。
今回は、6月に海の生物を持ち込んでイベントをさせていただいた富士見小学校の5年3組で「海の授業」を実施させていただきました。5年3組では酒匂川のプランクトンなどもしらべているとのことで、海の話のみならず、川の生物や海と川の関わり合いなどについてお話しさせていただきました。
スライドを使って、神奈川の海の環境と多様な生物を写真などを使って紹介しました。きれいで見なれない生物がたくさん生息していること、暖かい海に住むチョウチョウウオの仲間やジンベイザメもやってくること、そして、海の生物についてはまだまだわからないことがたくさんあることなどを説明しました。さらに、小田原市内の漁港で採取してきたプランクトンを投影して、動いている姿と多様な種類がいることを実感してもらいました。
続いて、川の生物と海と川の関わり合いについて紹介しました。豊かな海の生態系は川が運ぶ栄養に支えられていること、海と川を行き来する生物がいること、川が運ぶ砂が海の浜辺を作っていることなどを説明しました。
最後は、海と川の関わり合いを人間が崩してしまうことやゴミのポイ捨てなど、人間の良くない行動の結果は、海に流れていってしまうことなどを説明しました。
ひとりでも多くのこどもたちが、自分たちの暮らす地域の海の自然について理解し、思いやる気持ちを持ってくれることを願っています。
Discover Blueでは個人や企業様からのサポートを得て、今後、このような活動を積極的に実施していこうと考えています。今年度はまず神奈川県内および近隣都県の数校を目処に実施し、来年度以降順次拡大してまいります。授業の内容については、各学校のねらいに合わせて対応させていただきます。
ご興味のある学校の先生方、ご支援いただける方はお気軽にご相談ください。