真鶴自然こどもクラブ 「秋の海であそぼう!」(11/12)

Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業の一環として、真鶴町内児童を対象に、町内の海や森林の自然のすばらしさを体験的に知ってもらうことを目的として「真鶴自然こどもクラブ」を実施しています。
11月12日(木)は、「真鶴自然こどもクラブ ~秋の海であそぼう!~」を実施しました。「真鶴自然こどもクラブ」は毎回、真鶴町内の子ども達に集まってもらっていますが、今回は、まなづる小学校の1~3年生が活動している「いきいき放課後こどもクラブ」と合同開催で、学校の授業が終わったあとに行いました。
まなづる小学校のみなさんは、すばらしい環境の海がすぐ近くにあり、毎年、小学校全学年を対象に行う「海の学校」や「真鶴自然こどもクラブ」などで町立遠藤貝類博物館の学芸員やディスカバーブルーのスタッフと一緒に磯の生物観察もしており、春から夏にかけての海には出かける機会がよくあります。でも、秋になり、少し寒くなってくると海に行く機会はなかなかありません。今回は、秋の海で遊んで、夏とは違った自然の様子を観察してもらいました。

当日は寒く、直前まで小雨がぱらついていましたが、こどもクラブが始まる頃には、青空も見え、暖かい日差しが差してきました。町立遠藤貝類博物館前から、三ツ石海岸に移動して、夏場と同じように磯の生物をさがしてもらったり、浜辺に打上った漂着物をさがしてビーチコーミングをしてもらいました。


秋から冬にかけては、夜に潮が引きます。そのため、当日も夏場に磯の生物観察をする場所は、ほとんどが海の中でした。それでも、子どもは生物が大好きで、波打ち際の石の隙間を生物がいないか一生懸命さがしていました。すると、アカイソガニやベンケイガニが見つかりました。これらのカニは、水が苦手な性質なので、潮が満ちているときでも、海水の下にならないような場所に生活しているのです。それで、今回のように潮が引いていないときでも見つけることができたのです。
ビーチコーミングでは、海のもの以外にもクルミやドングリなどの植物の実など、川が海の運び、海が岸に運んだものもたくさん見つかりました。
また、秋になって三ツ石海岸周辺の海岸植物のツルナも実をつけていますが、それらも多く見つかり、海辺の漂着物からも秋らしさを観察することができました。

海水浴や磯観察はできないけれど、秋の海も楽しく遊び、自然を観察してもらうことができました。次回の「真鶴自然こどもクラブ」でも、冬の海やお林でもみなさんと楽しく過ごしながら、真鶴の自然を紹介したいと思います。

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