Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。
5月9日は、湯河原町立湯河原小学校4年生のみなさんに出前授業をさせていただきました。湯河原小4年生のみなさんは、翌週に真鶴町三ツ石海岸に遠足に来て、「海の学校」で磯の生物観察をしてもらうので、その事前指導として、相模湾の生物や海の環境などについて紹介しました。
湯河原町には、吉浜という砂浜海岸があり、夏の海水浴やサーフィンを楽しむ人々でにぎわいます。近くに親しまれている海があるからかもしれませんが、海の生物に詳しい子もいて、こちらから海の生物や環境についてみんなに問いかけると、たくさんの手が挙がり、正解を答えてくれる子も多かったので驚きました。
また、質問も多く、その内容も専門的なものもあったので、スタッフも感心してしまうほどでした。
海の学校の当日は、とてもよいお天気となりました。みんなは出前授業でお話した生物の探し方をちゃんと覚えてくれていて、上手に生物をつかまえていました。授業で紹介した生物以外にも、アメフラシ、ナマコ、貝類などもたくさんの種類の生物を探すことができ、みんなもとてもうれしそうでした。
見つけた生物についての解説をスタッフからさせて頂いて海の学校は終了したのですが、お昼ごはんの時間になってからも、生物をじっと観察したり、触ったりしてなかなか離れようとしない子もたくさんいました。観察後の生物は海に返していますが、自分で見つけた生物となるとさらに別れがたい気持ちになるのかもしれません。また、真鶴の海、もしくは湯河原の海にも出かけて観察してみてほしいと思います。違った生物にも出会えたり、新しい発見があるかもしれません。
※Discover Blueでは、「2013年 中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。また、真鶴町三ツ石海岸等で「海の学校事業」(真鶴町からの受託事業)として、小学校などに磯の生物観察指導を行っています。