8月22日(金)は、当日の夜に真鶴町内の民宿などにご宿泊お客様を対象に、夜のプランクトン観察会を開催しました。
「夜のプランクトン観察会」はこれまで、真鶴町内の小学生や町外の子ども会などのイベントとして実施してきましたが、ご参加いただいたみなさまには大変好評で、子どもはもちろんですが、保護者としていらしていた大人の方にも喜んでいただけていたので、今回は真鶴町を観光などで訪れ、宿泊施設をご利用のお客様にも町の魅力を体験していただく夏のイベントとして開催しました。
夜の真鶴港に集合して、みなさんにプランクトンをつかまえてペットボトルに入れていただきま。真鶴港の夜景はなかなか素敵ですが、プランクトンを海から引き上げるときに、ヤコウチュウが青白く光ると、そちらにも喜んでいただけたようで、暗闇にみなさんの(夜なので控えめな)歓声が聞こえました。
真鶴港の夜景。イチオシです。 |
つかまえたプランクトンはペットボトルに入れます。 |
近くの集会所に移動し、プランクトンを投影機でスクリーンに投影して見ていただきました。スクリーンに映し出されたプランクトンの影は、大きいものも小さいものありますが、素早く泳いだりくるくる回っていたりと賑やかです。夜にプランクトンをつかまえて観察すると、昼間よりも動物プランクトンの数や種類も多く見ることができます。また、小学生向けのイベントでも大人気のヤコウチュウの発光する様子も、ヤコウチュウが多い日の夜にしか観察できないものですが、真鶴町にご宿泊いただいて体験できる、特別な海の自然の楽しさだと思います。
少し、プランクトンや海の生物についてお勉強。 |
スクリーンに映し出されたプランクトンたち。 |
みなさんがつかまえたプランクトンは、お一人ずつ顕微鏡で観察していただきました。やはり、夜の観察会では特に動物プランクトンの種類が豊富で、ふだんはなかなか見つからない種類なども観察いただくことができました。イベントの時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、中には、時間が過ぎても「もっと観察したい」という方や、プランクトンの入ったペットボトルを持って帰って、宿でもヤコウチュウを観察したいというお子さんもいて、真鶴町を訪れたみなさんに、海の自然豊かな真鶴町の夜にしか体験できないイベントとして楽しんでいただけたようでした。
植物プランクトンも動物プランクトンもたくさん観察できました。 |
※今回のイベントは、「真鶴まちなーれ」との連携企画として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。