生物さがしは、大人も子どもも夢中になります。お父さんもお母さんも見つけるのもつかまえるのも上手で、活躍されていました。
みなさんで見つけていただいた生物は、まずはグループごとにじっくり観察していただきました。
カニもヒトデもハゼなどの魚も、さまざまな種類が見つかっていました。
その後、スタッフから主な生物の解説をしました。どんな生物がいるのか、どんな生活をするのかなどをお話しします。他の参加者の方がつかまえた生物も見ると、より磯の生物がバラエティに富んでいておもしろいことがわかります。
貝殻やシーグラスなどを探している女の子たちもいました。海岸でのお楽しみのひとつですね。
夏になってくると見られる生物のひとつに、今回見つかった「コシダカウニ」がいます。よく知られるムラサキウニとちがって、トゲがピンク色で形も丸いのでかわいらしい種類です。これからもっと多くなると思います。
午後は博物館のテラスで「海の自然実感教室」を開催しました。
はじめは、午前中の磯とは違い、真鶴のもっと沖合や深い場所などの生物の実物標本を観察しました。
後半では、真鶴港で採集したプランクトンを観察しました。プランクトンネットで集めた海水中には、数滴の中に本当にたくさんのプランクトンを観察することができます。このときは、みなさん熱中していただくほど、お話し声が少なくなるので、会場は静かになることも多いです。
夏休み期間中は自由研究向けの企画として、その他にも観察テーマを用意しています。
海岸の砂は、海岸ごとに異なるので、じっくり観察するとその海の環境や生物を知ることができます。この奥深い標本には、大人の人気が集まりました。
ナマコにも体を丈夫にする骨のようなものがあり「骨片」というのですが、こちらも観察していただきました。骨片は、ナマコの種類でかたちに特徴があります。
マナマコの骨片 |