海のミュージアム「夜のプランクトン観察会」 2018年8月15日(水)

2018年8月15日(水)の夜は、真鶴町岩漁港にて、海のミュージアム「夜のプランクトン観察会」を開催しました。
夏の夜といえば、何を思い浮かべますか?花火、お祭り、灯籠流し・・・などなど。
実は、プランクトンの観察も楽しいものですよ!
動物プランクトンの多くは、日中は深い水深にいるのですが、日没後に餌となる植物プランクトンが表層付近にいるのをねらって上がってきます。そうすると、港の岸壁などから、プランクトンネットを手投げして採集しただけでも、日中よりも多くの動物プランクトンを観察することができるからです。

今回は夜の少し遅めの時間帯の開催にもかかわらず、お盆休みで真鶴町に観光で宿泊されていた方や、帰省されていたご家族などで多くのみなさまにご参加いただきました。

漁港に集合してプランクトンを採集しましたが、夜の港に行く機会はなかなかないので、それだけでお子様もわくわくしているようでした。
プランクトンネットでお一人ずつプランクトンを採集していただき、会場に持ち帰りました。
夜のプランクトン観察会のもう一つのお楽しみは「ヤコウチュウ」です。ぶつかるなどの衝撃で反応して青白く発光する様子を、みなさんがつかまえたプランクトンの容器の中で観察しました。今回は、ヤコウチュウの数が少なかったのですが、会場を暗くするとそれでもチラチラと光る様子が見えて、暗闇からみなさんの歓声が上がっていました。
プランクトンを投影機でスクリーンに投影すると、プランクトンが影となって動く様子も見ることができます。種類によって動きに特徴があるので、顕微鏡でなくてもある程度の種類がわかってきます。
その後、顕微鏡で観察していただきました。動物プランクトンは、よく運動するので見ていてとてもおもしろい生物です。ぴょんぴょん動くカイアシ類、繊毛ですべるように動く巻貝の幼生、頭がおおきくエビのように尾で跳ねるのはカニのゾエア幼生。バラエティに富んだ種類が観察でき楽しんでいただけました。

その後、顕微鏡で観察していただきました。動物プランクトンは、よく運動するので見ていてとてもおもしろい生物です。ぴょんぴょん動くカイアシ類、繊毛ですべるように動く巻貝の幼生、頭がおおきくエビのように尾で跳ねるのはカニのゾエア幼生。バラエティに富んだ種類が観察でき楽しんでいただけました。



夏の夜の海辺の新しい楽しみとして、夜のプランクトン、おすすめです!

※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の協力により真鶴町立遠藤貝類博物館が主催し、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。
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