2019年8月21日(水)は、真鶴町の小学生をと「夜のプランクトン観察会」を行いました。
町内の港でプランクトンを採取して、顕微鏡で観察するこのプログラムは、夏休み恒例の町内のイベントです。
集合後、岩漁港へ移動してプランクトンをつかまえます。
夜の港に来るチャンスはなかなかないので、子どもたちもそれだけでわくわくしていました。港の水面をライトで照らすと、魚やカニ、イカのこどもなど、さまざまな生物たちにも出会えました。
プランクトンは、プランクトンネットを使って、1人ずつ自分たちでつかまえてもらいました。つかまえたプランクトンは、ペットボトルに入れてそっと運び、自分でつかまえた「マイプランクトン」を観察してもらいました。
夜の港でプランクトンをつかまえました。 |
観察は、真鶴町内に施設を構える横浜国立大の臨海環境センターの実験室をお借りしました。大学生や研究者が使用する高性能の顕微鏡を使うと、はっきりと見えて観察も一段と楽しくなります。
たくさんの種類が見つかり、「これなんですかーー!!」とスタッフに問いかける声も絶えませんでした。
最後は、海の生態系の中でのプランクトンの担う役割について学び、真鶴町の漁業とのつながりをお話ししました。
町内のすぐそこの海には、おいしいお魚も、その食べ物となる小さなプランクトンもたくさんの生物が暮らしています。自分たちの町は、そんなすばらしい海のある町だということを体験してもらえたらうれしいです。
クモヒトデのオフィオプルテウス幼生。 |
※今回のイベントは、真鶴町教育委員会の主催で「真鶴町立遠藤貝類博物館 海の学校」事業の一環として指導・実施しました。