ディスカバーブルーと真鶴町立遠藤貝類博物館では、新企画「海まちラボ」をスタートしました。「海まちラボ」は、真鶴の海の豊かさや魅力をさまざまな形で実感し、環境や持続可能利用について考えていただくプログラムです。
「海トーク」はその一環のトークイベントです。大人が楽しみながら学ぶことをコンセプトに平日の夜に開催しています。真鶴周辺の海で活躍されている講師をお迎えして、地域の海の魅力にさまざまな角度から迫ります。
2021年12月10日(金)は、海トーク、第2回。
講師に絵本作家 最勝寺智子さんをお迎えしてお話いただきました。
そのタイトルは
「しらすを体験するには?~地元の海と絵本『しらすどん』」
絵本の内容も、今回のタイトルもとても興味深々でわくわくしながらの講演開始となりました。
最勝寺さんは、小田原在住の絵本作家さん。自然環境や生物に大変興味をお持ちで、精密で美しい生物を描かれ、地元小田原の酒匂川河口や海岸のゴミ拾いの活動も精力的に行なってらっしゃります。
今回、しらすの絵本を捜索するにあたり、ダイビングで地元小田原の海に潜ってしらすを観察し、湯河原のしらす漁に同行して水揚げされる様子の見学もされたとのこと。その行動エピソードから、最勝寺さんの熱意や真剣さがよくつたわってきました。
また、お話を聞けば聞くほど、最勝寺さんの自然や生物を観察する視点、物事を誠実に捉える姿勢、熱心な探究心、その全てによって完成された絵本「しらすどん」を読むと、
こどもだけでなく大人のみなさんも、海に関する魅力も問題も幅広く深く、感じ考えることができると思います。
絵本を読み、さらに最勝寺さんのお話を伺うことによって、いつもの地元の海がまたちょっとちがう景色に見える、そんなあたたかな講演会になりました。
気になった方は、絵本「しらすどん」をぜひお手にとっていただけるとうれしいです。
最勝寺さん、ご登壇いただきありがとうございました。
ご参加のみなさん、ありがとうございました。
本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」により実施しました。