2024年7月7日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。
磯の生物観察会では、毎回、海へでかける前に室内でレクチャーを行っています。生物のお話だけでなく、海について知ってもらうことで海を身近に感じてもらったり、生物や環境にやさしい観察を呼びかけています。
レクチャー後に身支度をして、準備万端。
みなさん一緒に三ツ石海岸へ!
当日は梅雨にもかかわらず、ぴっかぴかの夏空で
暑さが心配でしたが、足元やお子様はおしりまで海に入って生物さがしをしました。海に入って活動すると、楽しい上に熱中症も予防できます。
これからイベントにご参加される予定の方は、なるべく水に入れる服装と着替えをご準備いただくと良いと思います。
潮だまりでは、またまたかわいらしい魚のこどもたちが増えていて、チョウチョウオにソラスズメといったカラフルな仲間たちにも会えました。
また、直径2cmほどの穴には、小さなスベスベマンジュウガニがいました。
体内に毒を持ち、名前にインパクトもあって、見つけたい生き物として人気もあるカニですが、こんな姿はスタッフも初めて観察しました。
よく名前を聞く生物の知られざる姿に、海のことはまだまだ知らないことばかりで面白いということを改めて感じました。
ご参加のみなさんにも、イベントを通して、少しでも海の自然や生物のことを知って、海を身近に感じてもらえたらうれしいです。
海の自然実感教室では、午前中に磯で見た生物以外の真鶴の生物について標本を使ってお話しました。
プランクトン観察では、カイアシやフジツボといった甲殻類の幼生や、巻き貝、二枚貝の幼生も多くみられました。磯でも、イボニシやスカシガイの産卵の様子が確認できていたので、貝のなかまも産卵の時期を迎える種類が多いようです。
今回は暑い日差しの中でのイベントとなりましたが、たくさんのみなさまにご参加いただき、無事に開催することができました。ありがとうございました。
次回の海のミュージアムは、7/21(日)開催予定です