2017年4月29日(土)は、一般公開イベント 海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。
連休初日はお天気に恵まれ、気持ちのよい青空の下、たくさんのみなさまにご参加頂きました。
「磯の生物観察会」では、真鶴町立遠藤貝類博物館に集合し、海の自然や環境などについて事前のレクチャーをしてから、三ツ石海岸へ移動します。その後、生物の見つけ方や危険な生物などについての説明を行い、磯での生物探しを体験していただきます。
フィールドでは、みなさんで「生物がいそうだな。」「ここを探してみたい!」というようなところを探してもらったり、スタッフがご案内したりしながら磯あそびを楽しみます
見つけた生物は、バケツなどの容器に集めてもらいました。
ナマコなどなかなか普段は出会えない生物を見つけると、びっくりするのと同時にうれしいですよね!
今回も一時間程度の採集で、たくさんの生物が見つかりました。
まずは、ご家族やグループごとに、見つかった生物を観察していただきました。
それから、参加者のみなさん全体で見つかった生物を観察しました。みなさんで探すと、一度に多くの種類を観察することができて、磯の生物のおもしろさや三ツ石海岸の自然の豊かさが実感できます。
見つかった生物の種類や、その生物の特徴などを、スタッフからご紹介しました。自分で見つけた生物に興味深々で、子どもたちも一生懸命お話しを聞いていました。
今回の観察会では、みなさんでなんと62種も見つかりました!!
午後の「海の自然実感教室」は、遠藤貝類博物館での室内プログラムです。
今回は、海の生物の実物標本を使って、午前中の「磯の生物観察会」では見られなかった、もっと深いところに暮らす生物などをご紹介しました。
それから、もっと小さな海の生物「プランクトン」も観察しました。プランクトンは海の中を浮遊して生活する生物で、そのほとんどが目に見えないほどの小さなサイズをしています。真鶴の海で事前に採集してきたものをみなさんに顕微鏡で観察しました。
小学校で顕微鏡の授業があるのは高学年になってからですが、みんな上手に観察していました。今回は植物プランクトンがとてもとても多いようでしたが、観察できるプランクトンは、季節や天候、時間帯によって変化するので、別のタイミングで観察すると違った種類が見れて楽しめます。
※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。