Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催する、一般公開イベント「海のミュージアム」を実施しています。
9月22日(日)は、海のミュージアム「磯の生物を観察しよう」を開催しました。もともとは9月8日に予定していたものが、雨天のため延期となり、残念ながらご参加頂けなくなった方もいらっしゃいましたが、当日は晴天に恵まれて開催することができました。
磯の生物の観察イベントは、大潮の干潮時に行います。潮が引いたときは様々な生物を見つけることができるので、生物観察を楽しんでもらうことができるからです。しかしこの潮の満ち引きは、季節によって時間帯が異なり、春から夏にかけては干潮時刻が日中にあたりますが、逆に秋から冬の間は干潮時刻が夜間になってしまうので、磯の生物観察を日中に行えるのは、3月~9月頃までとなってしまいます。そのため、海のミュージアムでの磯の生物観察イベントは、今回が今年最後の開催なりました。磯の生物観察ができなくなると、夏の終わりを感じてスタッフ一同、ちょっと寂しくなってしまいます(笑)。
イベントを安全に楽しんで頂けるよう、 スタッフから危険生物などについて説明しています。 |
今回は、ウニやヒトデ、ナマコなどの棘皮動物や、カニやエビなどの節足動物、貝などの軟体動物など、三ツ石海岸でよく見かける、みなさんにぜひ知って欲しい代表的な生物が勢揃いしました。
見つけた生物をみんなで観察。どんな生物がいるかな? |
最近では、人気のテレビドラマの影響で、ウニを見つけるととてもうれしそうなお子様も多くなりました。また、ドラマとは違って、ウニが潮だまりのような浅いところでも見つかることにお母さんやお父さんは驚いていらっしゃいます。
実は、三ツ石海岸でよく見られる「ムラサキウニ」は、 ドラマで出てくる「キタムラサキウニ」よりは南方に生息する種類がちがうものなのです。そのため、生活の場所や方法にも違いがあります。ウニといっても、いろんな種類があり、三ツ石海岸では一度の観察会で数種類を見つけることができます。
「海のミュージアム」では、 今年の磯の生物観察イベントは今回で終了となりますが、 10月以降も真鶴の海の自然、さらに海の美味しい恵みや陸の自然の魅力を体験できるイベントを開催して参ります。ぜひ遊びにきて下さい。