2018年5月3日(木・祝)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」を予定していましたが、強風と高波のため「磯の生物観察会」は中止とさせていただき、室内プログラム「海の自然実感教室」のみ開催しました。
参加者のみなさんは、「磯の生物観察会」にもお申込みいただいていた方々でしたので、磯で生物を見つけることはできなかったのですが、その分、生物の実物標本を実際に見て、触って観察していただきました。同時に、スタッフからも生物の特徴やおもしろい生態などを詳しくお話させていただき、質問などもたくさんいただきながら、楽しいプログラムとなりました。
後半では、海のプランクトンを顕微鏡で観察してもらいました。青くきれいに見える海ですが、その中には目では見えないほど小さいけれど、とても多くの生物が暮らしています。プランクトンは水中に漂って浮遊生活をしている生物のことです。真鶴の海ににもたくさんいて、光合成をする植物プランクトンや、小魚の餌になる動物プランクトンは、海の生態系においてもとても重要な役割を果たしています。
顕微鏡で見ると、小さいながらもひとつひとつ精巧な形をしていて自然の造形のすばらしさも感じることもできます。
今回は、ヤコウチュウが多くでていました。ヤコウチュウは「夜光虫」と書いて暗い中で発光する性質があります。プログラムではその様子も観察してもらいました。青白く光る様子は幻想的で、みなさんにもお楽しみいただけたようでした。
海のミュージアムでは、磯の生物観察会のほか、海の自然実感教室の室内プログラムのみのご参加も歓迎です。
ぜひ、遊びにいらしてください。
※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。