湯河原町で夜のプランクトン観察会を行いました。
この観察会は、毎年湯河原町教育委員会が主催し、町内の小学生が参加してくれています。
観察会では、はじめにプランクトンとはどんな生物なのかをお話しし、
その後、福浦港で採集したプランクトンを会場に持ち帰り、顕微鏡で観察しました。
クラゲやカニや貝の幼生、仔魚などの動物プランクトンが元気に動く姿に驚くようで、会場のあっちでもこっちでも楽しそうな歓声が上がっていました。
夏の夜のプランクトン観察の醍醐味のひとつは、なんといってもヤコウチュウです。ヤコウチュウは刺激を受けると青白く発光する習性があるので、夜の観察会では、その様子を見ることができます。今年はヤコウチュウが少ないようでしたが、電気を消した室内で観察して見ると、ちらちらと発光する様子を見ることができました。夏の海の夜の風物詩ともいえるヤコウチュウの光を、楽しんでいただけよかったです。
観察会の最後は、海の生態系におけるプランクトンの大切さについてお話ししました。
湯河原にも漁港がありますが、そこでたくさんのお魚が水揚げされるのは、湯河原の海にプランクトンがたくさんいるおかげです。
新型コロナウィルス感染症の影響により、昨年は開催できなかった観察会、今年は人数を減らすなど対策して実施することができました。
ご参加のみなさん、湯河原町教育委員会のみなさん、ありがとうございました。