学校の授業では、海の自然や生物についてほとんど扱われません。教師の方が取り上げたくとも、海の生物や生態系についての専門的な知識を得ることなかなかできません。そこで、Disocver Blueでは小学校への出前授業として地域の海の自然を知る機会を提供する「海の授業」を行っています。
9月10日(月)に茅ヶ崎市立室田小学校4年生(3クラス)に「海の授業」を実施ました。室田小学校4年生では、近日「八景島シーパラダイス」に遠足で行く予定があり、その事前授業の意味も含めて、神奈川の海の生物や生態系について紹介しました。
スライドを使って、神奈川の海の環境と多様な生物を写真などを使って紹介しました。きれいで見なれない生物がたくさん生息していること、暖かい海に住むチョウチョウウオの仲間やジンベイザメもやってくること、そして、海の生物についてはまだまだわからないことがたくさんあることなどを説明しました。
スライドを使って海の生物や生態系について紹介 |
そして、海の生態系を支える小さなプランクトンたちについて、生きているプランクトンを持ち込んで紹介しました。プランクトンがいないと水族館で見れるような大きな魚やイルカなども海で生活できないことなど説明しました。
プランクトンを捕まえるプランクトンネット |
生きているプランクトンを投影して解説 |
最後は、海の環境を守ることについての話をさせていただきました。海から離れていても、身の回りにゴミを捨てたり、放置したりすると、雨で流されて、いずれすべて海に流れていってしまうことなどを説明しました。
ひとりでも多くのこどもたちが、自分たちの暮らす地域の海の自然について理解し、思いやる気持ちを持ってくれることを願っています。
Discover Blueでは個人や企業様からのサポートを得て、今後、このような活動を積極的に実施していこうと考えています。今年度はまず神奈川県内および近隣都県の数校を目処に実施し、来年度以降順次拡大してまいります。授業の内容については、各学校のねらいに合わせて対応させていただきます。
ご興味のある学校の先生方、ご支援いただける方はお気軽にご相談ください。